熊本ボランティア報告 from NKC 03

私(三木)がこのチャペルからボランティアに行くのも三回目となりました。
しかし、私以外のメンバーが行った回数を含めると、5便のボランティア隊が出ています。働きが継続し、守られていることを感謝します。

今回は、大学一年生になる長女と2人で5/24-26の三日間、いつもと同様に九州キリスト災害支援センターにボランティアとしてエントリーし、奉仕してきました。

1日目。(24日)
着いて早々、6月から新しく拠点となる植木キリスト教会へ荷物を運びました。
行ってみるとこれから夏を迎えるにもかかわらず網戸が全滅状態。幸い、網戸交換の経験があったので、娘と2人で夕方まで奮闘し、何とか必要最低限の場所の網戸を整えることができました。
センターでは、また嬉しい再会、出会いがありました。

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植木からの帰り道に通った熊本城…あちこちがこのような状態に…

2日目。(25日)
この日は、今後北九州チャペルが継続して支援することになった木山キリスト教会へ。

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益城町で仕える木山キリスト教会

この教会は、震源地の益城町にあり、感謝な事に大きな被害は免れましたが、当然教会の方々は皆被災者。それにも関わらずセンターの一つのベースとしてボランティアを受入、家の片付け、物資配給、炊き出し、子どもプログラムなどをしてこられました。長く続くこういう復興支援の働きをお手伝いしていく予定です。
そして、この日は、私たちはヨハン東京キリスト教会の女性達とボランティアのための昼食準備をし、午後からは震災直後から益城町で被災者に寄り添う働きをしておられるS牧師と共に震源地付近を含めて視察。

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断層の真上に当たる通り

益城町は聞きしに勝る惨状で、ご覧の通り1階がそのままつぶれてしまった家が多数。震災から一ヶ月以上が立ったというのに、ほとんどそのまま。いや、道路を通れるようにするために、一つの家の瓦礫の上に、他の家の瓦礫が積み重なる箇所も多く、その上に雨が降り、崩れが増す、と言う、見ようによっては悪くなっている、そんな印象を受けました。
他地区とのあまりの被害の違い、またこの益城町でも、既に片付けられ新築が始まっている家もあるなど、様々な「格差」を思い知らされた視察でもありました。

3日目。(26日)
この日は、午前のみの作業でした。
センター(熊本市内)からほど近いある熟年女性の家からの荷物出し。実は前日、この女性と他の働きをしていたメンバーが偶然で会い、作業を請けおうことになったのでした。
「神様が出会わせてくださった」とおっしゃる彼女が、いつか本当の神様に出会うことができるように、と祈りつつ青年達と作業し、あっという間に綺麗に片付き、大層喜ばれました。
このような必要がまだまだ熊本にはあります。
どうかできるだけ、その必要に応えることができるように、と祈らされます。
にもかかわらず、6月には、センターのボランティアの数が激減するとのこと。
是非、皆さん、お祈りください!また、行って下さい!!

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賑わう市内の繁華街より熊本城を望む