書籍

タイトル 「21世紀を生きる−366のメッセージ−」
著者など 大橋秀夫著 発売:いのちのことば社 定価 2,000円(税込み)
表紙
紹介 当クライストコミュニティ代表牧師である、大橋秀夫師による入魂の一冊!
毎日少しずつ聖書を読みながら、神のみことばによる励まし、助けを受ける事が出来るように、366日分にわけられています。新世紀21世紀を神のことばによって生きる、ということの具体的な助けとなる本です。是非、用いてください!
抜粋 <抜粋>
十二月二六日 週題「イエスの誕生」
聖書:詩篇一二六篇一〜六節
 不況にあえぐ日本の企業では、リストラの嵐が吹いています。リストラと聞くと直感的に従業員の解雇と受けとめられますが、本来の意味(英語restore)は、〈復興する、再建する〉ことを指しています。ところで一節の「捕らわれ人を帰す」を最新訳のNew Living Bibleによると、そのrestoreという言葉が使われています。またヘブル語からの翻訳でも「運命を変える」と訳しているものもあります。確かにリストラによって全く運命をかえられた人もいるわけです。
 さてそう言うわけで一節は、捕囚からの解放と理解すると同時に、現代の私たちにとっては、〈イエス・キリストによる罪の生活からの解放によって、運命を変えられた再建のとき、〉とすることができます。私にとってその日は、一九五六年一月二一日でした。東京神田のYWCAの講堂で開かれた伝道集会で、説教者の招きに応えて席を立ちあがり客席の前に出て行った時、私はまさに「夢を見ている者のようでした。」。それからというもの、私の心は喜びで満たされました。その夜、主は私のために実に大いなることをなされたのです。そして主はあなたのためにもきっと同じようにされたことでしょう。
 その喜びの実感の中から詩人は祈るのです。「ネゲブの流れのように、……捕らわれ人を帰らせてください。」(四節)。「ネゲブ」とは〈乾燥した〉という意味です。実際にネゲブ地方はほとんど雨の降らない所で川はありません。ですから「ネゲブの流れ」とは、〈あり得ない事〉のことです。ここに詩人の切々たる祈りがあるのを知るでしょう。伝道者にとって不毛のこの国で、「私たちの(魂の)捕らわれ人を帰らせてください。」と祈るのも、まさに「ネゲブの流れのように」ということです。それだからこそ、次ぎのみことばが伝道する者に励ましを与えているのです。「涙とともに種を蒔く者は、喜びながら刈り取ろう。……泣きながら出て行く者は、束をかかえ、喜びながら帰ってくる。」(五、六節)と。
 あなたにとってイエス・キリストの誕生はどんな意味を持っていましたか。あなたの運命を変えなかったでしょうか。もしそうなら福音の種を蒔くために流す涙を惜しまないでください。その涙はかならず喜びに変えられるからです。

タイトル 「ヤベツ・悲しみの中の祝福
著者など 大橋秀夫著 発売:いのちのことば社 定価 1,000円(税込み)
表紙
抜粋 <あとがき>
 人生は決してハッピーエンド・ストーリーではない。信仰さえあればすべてが旨く行くというのは、この世が天のみ国になるかのような錯覚を与える。そればかりか、旨く行かないのは、あなたが不信仰で悪いからだと言う思いを植えつける。そのことで傷ついている兄弟姉妹も少ないことだろう。
 九月にアメリカに行った時、ヤベツの祈りの本がキリスト教書店ばか りではなく、空港の売店やスーパー・マーケットのレジの脇にまで置かれているのには、さすがアメリカだと驚いた。そしてさっそく一冊買い求めて来た。ホテルで時差ぼけのせいか、なかなか眠れずにいるときに、ここに書いた七つのパラフレーズが突然脳裏に浮かんだ。そして旅行の合間に一章から三章までの下原稿を書き上げた。
 言うまでもないことだが、凡才の愚者が書くこと、ブルース・ウイルキンソン師のそれと対抗しようなどと大それた考えは毛頭ない。視点も内容もまったく異なっているからである。ただブルース・ウイルキンソン師の著書は、アメリカという国柄や現在のアメリカにおける信仰的風土、それは多少一方的かもしれないが、行動主義的と言える信仰を背景にしていると言えば言えるのではないだろうか。同様の観点からすると、小生は、存在(在り方)に軸足を置いた日本的(?)信仰から見たヤベツの祈りと言えるかもしれない。
 お読みいただいてお分かりと思うが、内容のかなりの部分は、小生の教会で起った信仰の証しである。そう言う点では、きっと読者である皆さんにもきっと似たような経験があると思う。何も目新しいことではない。ただ、その古くてどこにでもあるような出来事が、実はその当事者にとっては他の人の経験とは比較することが出来ない、ユニークな出来事であり経験なのだ。そうして、その中に神は生きて働いておられるということを見出すことこそが、信仰生活の上で重要なことだと知っていただきたいのである。何事も劇的には起らないし、ほとんどの人の人生はそれほどドラマティックではない。しかし、だからといって無価値であったり、無意味であったりすることは絶対にない。いやむしろ、へりくだって見れば、そこには全能の神の恵みと祝福とが溢れているのを発見するだろう。そうして感動するに違いないのだ。本書がそういう人生の発見のきっかけとなり、励ましとなるならば幸いである。
 最後に、教会における小生の牧会にとって、開拓以来三〇年以上にわたって影で支えてくれた最良の功労者である妻の労に感謝しつつ本書をささげたい。    二〇〇一年一二月大橋 秀夫

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